2015年版移行に伴って、支援させていた会社さんの審査に立ち会いました。サイトの巡回で、一人の審査員が工場内でトラックから荷下ろしをしていた
外部の業者さんが、トラックに輪留めをしていないことを見咎めて、その場で注意となりました。
審査の最後での審査員の気づき事項として報告されましたが、規格としては「8.1 運用の計画及び管理」とされていたので、「8.4外部から提供されるプロセス、
製品及びサービスの管理」の方が適切なのでは、と試しに言ってみまして(本来は審査にコメントしてはいけないので控えめに)が、審査チームとしての結論は
「構内のことなので、事故がおこれば自社の責任だから、外注に投げてすましてはいけない」とされました。
それ以上、敢えて反論する気はありませんでしたが、個人的には外注管理の一貫で、購買機能として委託業者に注意してもらって、他の運転手の方々にも再度の
注意喚起を行ったもらった方が良いのではないかと思いますね。改定版のEMSではライフサイクルの視点もありますし、自社の構内に限った話でなく、該当する
業者さんが他社の工場で事故を起こすのもよくないので、「ついつい忘れがちな事項防止策」を徹底するようにしてもらった方がいいです。